宅建アソシエイト事業(休止)
事業概要
宅建アソシエイト事業は、公益財団法人不動産流通推進センターが平成30年度から実施した、宅建業従業者向けの認定資格制度です。平成28年の宅地建物取引業法改正により、事業者団体に体系的な研修実施が求められたことを受けて開始された事業です。
事業の目的と意義
この事業は、不動産流通業従事者としての職業倫理に則った内容の研修課程を通じて、売買仲介の現地案内において、お客様に適切に対応できる能力を十分に有することを証明する資格制度として設計されました。主として宅地建物取引士資格未取得の従業者を対象とし、従業者の成長を促進し、お客様の信頼の向上に寄与することを目指すものです。
法的根拠
平成28年の宅地建物取引業法改正により、事業者団体は宅地建物取引士等に対して多様な分野に係る体系的な研修を実施するよう努めなければならないこととされました。この法改正を受けて、業界全体の教育水準向上を図る目的で本事業が開始されました。
■資格取得の仕組み
4段階のステップ制度
第1ステップ:初任研修等
全宅連の「不動産キャリアパーソン」、推進センターの「不動産基礎研修」等の初任従業者研修課程を受講・修了することによって、不動産業に従事するに当たって必要な基礎的かつ実務的な知識を習得する。
第2ステップ:登録講習
宅建業法に基づく「登録講習」を受講・修了することにより、宅建従事者として十分な能力を有するために必要な法的知識等を習得する。
※令和5年度より他資格の取得状況により、相応の能力、資質があると認める者については登録講習の受講を不要とする制度を追加。
第3ステップ:実務課程
推進センターの「実施課程(Eラーニング)」を受講・修了し、一定の実務的な知識を習得する。(第1ステップで全宅連の「不動産キャリアパーソン」を受講・修了した場合は免除。)
第4ステップ:修了課程
推進センターが実施する修了課程(Eラーニング)を受講・修了することにより「コンプライアンス」「インスペクション」「瑕疵担保責任保険」等の基礎知識を習得する。
■認定制度の特徴
認定証の発行
全課程修了者には「宅建アソシエイト認定証」(カードタイプ)が発行。有効期間は5年間。認定者は名刺に「宅建アソシエイト」と記載することが可能。
取扱規程
認定証には厳格な取扱規程が設けられており、接客時の提示義務、常時携帯義務、第三者への貸与・譲渡禁止などが定められている。
実施スケジュール
事業期間中は年2回(4月期・8月期)または年1回(8月期)
参加団体
(一社)全国住宅産業協会(全住協)
(公社)全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)
(一社)不動産協会(不動協)
(一社)不動産流通経営協会(FRK)
■宅建アソシエイトに関するお問い合わせ先
公益財団法人 不動産流通推進センター 教育事業部
電話:03-5843-2078
(11:00~15:00、土日祝・第1・3・5金曜を除く)











